■アキレス腱炎——明石市の「いちえ鍼灸整骨院」から見た専門的解説と治療方針
アキレス腱炎

アキレス腱炎はランナーやバスケットボール・サッカーなどのジャンプ・ダッシュ動作の多いスポーツ愛好者に多く見られる障害ですが、日常生活の中でもヒールの高い靴や急な運動負荷の増加、足部アライメントの崩れなどが原因で発症します。明石市で鍼灸・整骨をお探しの方に向けて、いちえ鍼灸整骨院が臨床で重視しているポイントと具体的な治療戦略を分かりやすくまとめます。
症状の特徴
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アキレス腱(かかとの上方に付着する腱)部分の痛み、腫れ、圧痛。
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朝起きた直後や長時間休んだ後のこわばり、歩き始めの痛み。
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運動中〜運動後に悪化することが多く、炎症が進行すると歩行にも支障をきたす場合がある。
発症メカニズム
アキレス腱炎は“腱への過剰負荷”が主因です。繰り返しの微小損傷が修復と共に慢性化すると腱組織の劣化や癒着、周囲組織の炎症を招きます。足関節の可動域制限(特に足関節背屈制限)や扁平足・回内足などの形態的問題、トレーニング量の急激な増加がリスクを高めます。
いちえ鍼灸整骨院の診察方針
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問診と動作評価:痛みの出る局面(歩行・立ち上がり・階段・運動)を詳しく聴取し、歩行解析や足部アライメント、足関節可動域を評価します。
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圧痛点・腫脹の触診:局所の炎症と慢性的変化を確認し、必要に応じて連携医療機関での画像検査(エコー、MRI)を推奨します。
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患者さんの生活・運動背景を把握して再発予防プランを立てます。
当院で提供する主な治療アプローチ
鍼灸治療(鍼灸)
鍼は腱周囲の循環を改善し、痛みを和らげる効果が期待できます。浅層の筋・腱付着部や遠隔の関連するツボに短時間刺激を入れることで、筋緊張の緩和と自己治癒力の促進を図ります。鍼灸は明石市で「根本的に動かせる身体」を目指す治療として有効です。
筋膜・徒手療法(整骨)
癒着を剥がすソフトな手技、筋膜リリース、腱周囲の軟部組織マッサージで疼痛の緩和と可動域改善を目指します。足首の硬さや下肢筋力のアンバランスがあれば、それらを補正する手技を行います。
運動療法(リハビリ)
負荷のコントロールされた筋力トレーニング(特にふくらはぎの筋力強化と腱への“徐々に負荷をかける”エクササイズ)を指導します。自宅で行えるセルフケア(ストレッチ、筋力訓練、フォーム修正)も細かく指導します。自己流で負荷をかけすぎると悪化するため、当院では段階的・個別プログラムで実施します。
テーピング・矯正(補助療法)
テーピングや足部サポート(必要に応じてインソールの相談)で腱への負担を軽減。いちえ鍼灸整骨院では骨格バランスの調整も重視しており、骨盤や下肢のアライメント改善が疼痛緩和につながるケースが多いです。
その他(必要時)
鍼灸と徒手療法を組み合わせた統合的な治療計画を立て、重度の症例や改善が乏しい場合は医師(整形外科)への紹介を行います。
日常でできる対処法(セルフケア)
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運動前後の十分なウォームアップとクールダウン。
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負担の大きい運動は段階的に増やす。急に走行距離や強度を上げない。
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正しいシューズ選び(クッション性とホールド感を重視)と必要ならインソールを検討。
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ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)のストレッチと、足関節の背屈可動域を保つ体操。
※自己判断で無理に運動を継続せず、痛みが強い場合は安静と当院への相談をおすすめします。
健康保険についての注意(明石市で来院される方へ)
当院の基本方針として「慢性症状は健康保険を使用できず、急性症状のみ健康保険を使用できる」点にご注意ください。アキレス腱炎が急性の受傷(転倒や肉離れなど)であれば保険適用の可能性がありますが、慢性的な痛みで受診される場合は自費治療となることが多いです。詳しくは受付でご相談ください。
いつ受診すべきか(注意サイン)
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安静でも痛みが強い、腫れや熱感がある。
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歩行が困難、夜間痛が続く。
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痛みが1〜2週間で改善しない、自己ケアで悪化する。
このような場合は早めの受診が重要です。症状を放置すると慢性化し、改善に時間がかかることがあります。