【明石市で分かる】グロインペイン症候群(鼠径部痛)と鍼灸治療
グロインペイン症候群

こんにちは、いちえ鍼灸整骨院です。今回は「グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)」について、明石市にお住まいの方やスポーツをされる方に向けて解説します。日常生活での痛みや競技復帰を目指す際に役立つ内容です。
1. グロインペイン症候群とは
グロインペイン症候群は「鼠径部(足の付け根周辺)の痛み」を総称する言葉で、運動時に悪化することが多く、原因が一つに絞れないことが特徴です。いわゆる“スポーツヘルニア”と呼ばれるものもこの範囲に含まれ、診断や治療が難しい場合があります。
2. 主な症状
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歩く・走る・キック・急な方向転換で痛みが出る
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腹筋や身体をひねると痛みが強くなる
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太ももの内側や下腹部にまで痛みが広がることがある
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安静時は軽い違和感、運動時に鋭い痛みになる
特にサッカーなど、キックや切り返しが多い競技で発症することが多くみられます。
3. 原因
痛みの要因は多岐にわたります。
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内転筋・腹直筋・腸腰筋などの過使用
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骨盤周囲の筋力バランスの崩れ
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恥骨結合や股関節そのものの問題
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骨盤の不安定性
複数の要因が絡み合い、慢性化しやすいのが特徴です。
4. 診断の流れ
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問診で「どの動作で痛むか」を確認
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触診や可動域・筋力検査で状態を把握
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必要に応じてレントゲン・MRIなどの画像検査
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場合によっては局所麻酔注射で痛みの原因部位を特定
原因を絞り込むために、多角的な検査が行われます。
5. 一般的な治療法
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安静と負荷調整:痛みを悪化させる動作の制限
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リハビリ:筋力バランスや股関節・体幹の安定性を整える
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物理療法や手技療法:筋肉の緊張緩和
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鍼灸:血流改善や痛みの軽減を図る
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注射療法:痛みが強い場合に用いられることもある
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手術:保存療法で改善が見られない場合に検討
保存療法で改善する例が多い一方、難治例では手術が適応となる場合もあります。
6. 鍼灸の役割
鍼灸は以下の効果が期待できます。
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筋肉の緊張を緩める
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血流を促進し回復を助ける
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痛みを感じにくくする
手術が必要なケースを除き、症状の緩和やリハビリとの併用に有効です。術後や診断の前段階でも、痛みを和らげる手段として活用できます。
7. 当院での取り組み(明石市の皆様へ)
いちえ鍼灸整骨院では、問診・動作分析を丁寧に行い、鍼灸・筋膜調整・骨盤や股関節への施術を組み合わせ、早期の回復を目指します。
8. ご家庭でできるセルフケア
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痛みが出る動作を避ける
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強い痛みや腫れがある場合は冷却(20分程度)
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内転筋や股関節周囲の軽めのストレッチ
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プランクなどの体幹トレーニング
ただし、痛みが強いときは無理せず中止してください。
9. すぐに医療機関へ相談すべき症状
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強い腫れや発熱を伴う
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歩行が困難なほどの痛み
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排尿・排便に異常がある
これらは内臓疾患や緊急性のある病気の可能性もあります。
まとめ
グロインペイン症候群は複雑な要因が絡むため、早期に専門的な評価と適切な治療を受けることが大切です。明石市で鍼灸をお探しの方、スポーツでの鼠径部痛にお悩みの方は、いちえ鍼灸整骨院にご相談ください。鍼灸とリハビリを組み合わせた施術で、症状改善と再発予防をサポートいたします。